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「神懸かれ、キラーチューン。」 1・2 巻を読んだ

| 読書

キラーチューン(killer tune)は「たいへん魅力的な曲」を意味する語であり、特に「多くの人が一度の試聴ですぐに気に入るような受けの良い曲」や「コンサートで最高に盛り上がるようなノリの良さが感じられる曲」、代表曲と位置づけられるような曲を指すニュアンスを込めて用いられる表現である。

https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3


「神懸かれ、キラーチューン。」 1・2 巻を読了した。

https://booklog.jp/item/1/4049521237 https://booklog.jp/item/1/4049521245

たまたま本業が繁忙期で 1 巻を読めぬまま 2 巻発売日を迎えてしまったので、一気に通しで読んだのだがこれがたいへん良かった。 地続きにつながった 1 つの物語として読めたことで、没入感が増して良いグルーヴが生まれたのだろう。 特に 2 巻に入ってからのリズミカルな展開は息を忘れるほどで、久々にページをめくる手が止まらない一冊となった。

本作は音楽をモチーフとしているが、オーディションに焦点を当てているのは珍しいのではないだろうか。 岬先生がデビュー未満の段階の世界を描いた作品としては MF 文庫 J から刊行されている「午後4時。透明、ときどき声優」シリーズが挙げられるが、 本作は表現者の矜持をむき出しにし、文字通りの ”killer tune” をぶつけ合う激しくアップテンポなシナリオが続いていく。

そんな奔流のようなうねりを持った物語をまとめ上げる清流のような文体が昔から好きで、 岬先生にとって造詣があるものへの思いと創作への熱量がまっすぐに伝わってくる読書体験は捨てがたいと日々感じている。

本作の今後の展開を心待ちにしているので、遠くないうちに続きを読めることを願っている。